ビタミンM

アイドルとわたし

ジャニヲタの集まりに行った話

わたしはわりと初動から友人に恵まれたオタクだったと思います。
Sexy Zoneのことをおしえてくれた友人Sちゃんはすぐさまコンサートに連れていってくれましたし遠征先のおいしいごはんも、チケット応募するときのルールもぜんぶ教えてくれました。なにより、前記事の例のふざけたプレゼント交換会をご参照いただけると察しがつくと思いますが彼女とはオタクとしての温度みたいのがすごく合うんですよね。元々仲良しだったのもあると思いますが、踏み込んだ提案に躊躇いがないというか。他にも「推しが女の子だったら」というテーマで私服コスプレして集まったりとか、「中島健人の結婚式に呼ばれたときのためにスピーチ考えよう」つってパーティードレス着て集まってケンティのお式の予行練習したりとか後日振り返るとなんでそんなことしたのかまるでわからないような遊びに毎度つきあってくれて…本当にいい友人を持ったなと思います。

そんなわけでというか、わたしはいわゆる推し活とかオタ活とかいわれるものを非常にせまいコミュニティの中で行ってきました。
そんな環境に変化があったのがたぶん2年くらい前です。
ざっくり言うと嫁いだ先にジャニヲタの方がいらして、彼女(以下U子さんとします)と仲よくさせていただくようになったんですね。
U子さんの仲よしの方々は担当のグループも比較的ばらばらで、事務所ごと好き!なお姉さんたちが多いようでした。わたしが「マリウス担なんです」とご挨拶した際も、おー!セクゾなんだ!とさっとこちらに合わせてくださる優しい方です。
なので、U子さんから
「いつものメンバーと、友だちの友だちくらいまで集めてちょっと大規模なジャニヲタ会みたいなのやるんだけどよかったらいにまちゃんもおいでよ!」
と誘われたとき二つ返事で行く行く!と答えたんですね。Sちゃんは都合がつかず行けないとのことでしたが、そこはわたしももういい大人ですし、社会人ですし、転職もして複数の会社でうまいことやってこれてるわけですから、ちょっとさみしいけどU子さんもいるし一人でも大丈夫っしょ!つってね。行く行く!行きます!と二つ返事で参加表明ですよ。
「大体20人くらい集まる予定なんだけど、みんな好きなグループバラバラだから各グループのプレゼン時間設けたいと思ってて…Sexy Zoneのプレゼン担当してくれる?」
ってU子さんが言ってくださってますますはりきっちゃいまして、わたしパワポ20枚作ってがっつりプレゼンの用意してったんですよね。賢いみなさんには余計な心配かと思うのですが、初めましての人たちの集まりで急にオタクの熱に任せてパワポ付プレゼンを用意するの本当におすすめしません。するとしたら会場の雰囲気等を十分聞き取ったうえで実行に移すべきです。
せまいコミュニティでやばいオタクとばかり遊んできたわたしにはそこんとこ考慮する力がなく、結果から言うとわたしが担当したSexy Zoneのプレゼンは全体からやや浮きました。みなさんコンサートのDVDからおすすめシーンを選り抜いて発表~みたいなかんじだったので、なんか、パワポとか使ったのわたしだけでした。セクゾ担のみなさんすみませんでした。
あとパワポ、めちゃ緻密に原稿を用意しても推しの参考画像が目の前に大写しになると「アッ…カワイイ……スゴイカワイイコレェ…」みたいな一定の語彙しか発することができなくなる時間がどうしてもできてしまいダメでした。
会自体はとても楽しかったです!みなさんとても優しかったですし、各グループの良さも堪能してきました。
向かいのケンティ担の女子大生にのっけから「昨年のクリスマスに
相手の推しから預かってきたていでプレゼントを交換する会っていうのをやって…」と述べたらややひかれるなどしましたが、ほんとにこれはわたしのオタクの温度計が壊れてるために起こったアレなので…ほんとごめんね……でも推しからプレゼントもらうの、我々のなかでもまあまああかるめのイベントだったからさ…
皆さまにおかれましては女子大生に急におかしなオタクの集まりの話をするのもやめておいた方がいいです。
重ねて申し上げますが集まりはとても楽しかったです!また行きたい!
帰り道でU子さんに「ジャニヲタってみんなオタクじゃないんですね。勉強になりました」などと話していたら会場の最寄りの駅になぜかキン肉マンのビッグ・ザ・武道の実寸大オブジェ(段ボール製で手作り感がすごかった)があり、興奮したわたしは一緒に帰っていたキンプリ担のお姉さんに写真を撮ってもらいました。懲りないオタクすぎてため息が出ますね。

ジャニーズのオタクってなんか表記ゆれがあるじゃないですか?
ジャニヲタとジャニオタと。
なんか意味があるのかなあと思っていたのですが、なんとなくわたしはどちらかに分けるとしたらオタクに分類されると思います。ジャニオタ。
(もともとのいわゆる秋葉系のオタクと区別するためにできた言葉らしいですね、ヲタク)
ジャニヲタはみんなオタクなわけじゃない。肝に命じて日陰を全力疾走して行きたいです。いつか推しの光を全身に浴びてぶっ倒れる日まで。